このページでは、造花・アーティフィシャルフラワーにフローラルテープを巻く理由や、方法、「お花のテーピング」についてお伝えします。
お花のテーピングに使用するのは、このような「フローラルテープ」です。
メーカーによって、
「フローラルテープ」
「フローラテープ」
「フラワーテープ」
「お花のテープ」
「はなテープ」
など、色々な名前で販売されています。
私が使っているのはこちらのテープ
「日本デキシー(メーカー名)」の「フローラテープ(商品名)」です。
これまでに受講したフラワースクール、クラフトスクールではどこもこのテープを使っていました。
他のメーカーのものは、色や伸び方、密着感などが気持ち異なるかな?という感じです。値段も機能もそれ程大きな差はないので、使い勝手やコスパなどで検討してみてはいかがでしょうか。
使用頻度の高いフローラルテープは何色?
私はライトグリーン、ホワイトをストックしています。
ホワイト系のお花を使った作品には、お花の隙間から目立たないようにホワイトのテープ。
茎が少し見えるようなガーランドやブーケ、落ち着いた色の作品を作るときは、茎の色と同化するグリーン、という感じで使い分けています。
「グリーン」「モスグリーン」や「オリーブグリーン」など、グリーン系は教室により良く使用する色が異なります。シックな色合いのお花だとくすみのある色や深い色のテープも合いますし、ふんわり優しい感じのお花だったら、自然で明るめのライトグリーンがおすすめです。ミントグリーンは明るすぎて少し不自然な感じかな・・。
お花の色や茎・がくの色、壁の色など作品や設置場所の色に同化するものが良いでしょう。
また、インテリアフラワー以外では、肌につけるものには肌色、髪につける飾りには髪の色に合わせてブラウンや黒、バッグや帽子の色、カーテンの色など、お花を付ける場所によっても色を使い分けます。
茎かお花の色と合わせれば作品に調和するので、ひとまず最初に揃えるのはグリーン系。淡い色のお花をよく使用する場合はホワイトも追加で揃えておくと便利です。
フローラルテープはどんな時に巻くの?
主に、茎を綺麗に見せるためのカバーや、お花をまとめていく際に使用します。
切り口や、ワイヤーを巻きつけた部分を目立たないようにカバーするため、茎と同化させるために使う場合
茎が目立たない、根元がほとんど見えないアレンジの時は、巻かなくていい場合もあります。
ブーケ、ガーランド、リース(ワイヤリングタイプ)など、お花を束ねる際、茎をまとめるために使う場合。
ミニブーケ無料レッスンの動画にてどうぞ↓
↑45秒くらいから、お花の茎をまとめるためにフローラルテープを使っています。使用材料や作り方のポイントはこちらから↓
テープの巻き方とポイント
フローラルテープを巻く時は、茎やパーツに密着させるのがポイント。
隙間やゆるみが無いようににぴっちり巻くことによって見た目も美しくなり、パーツがグラグラすることなく安定します。また、 テープを巻く前に軽く引っ張って伸ばしておくと薄く&粘着が出て巻きやすくなります。(慣れてくると、引っ張りながら巻きつけられます)
花の根元(巻き始め)は綺麗にカバーする
緩んだり、隙間が合いたりしていると見た目にも未完成で、テープやパーツが外れやすくなってしまいます。
巻き始めは肝心です。お花の根元をカバーしながら「ぴっちり」巻きましょう。
①平行(横方向)にテープを引っ張りながら1周して、根元を完全にカバーします↓
②根元が綺麗に負けたら、テープを斜め下に引っ張りながら、茎を回します↓
テープを引っ張りながら茎に密着させて「ぴっちりと」巻き下ろしていきます。
テープがねじれたり重なり過ぎたりしないように
テープは綺麗に開いた状態のまま巻いてきます。ねじれたりシワが寄ったりしたまま巻きつけると隙間ができてしまい、茎に密着しません。見た目もヨレヨレで雑に見えます。
また、斜め下に引っ張る角度が浅く、横向きにひっぱりながら巻いてしまうと、同じところに何重も巻きつけてしまうことになり、こちらも見た目によく無いだけでなく、太さが不均一になったり緩みやすくなったりします。
巻く回数が多くなると、その分時間もかかりますし、テープもたくさん消費してしまいますので、しっかり下に向かって引っ張りながら巻き付けましょう。
凸凹しないで均一な細さに、捻れや緩み、シワがなく、ピッチリ密着していると綺麗でまとめやすくなります。
テーピングが緩いと、ガーランドやブーケにしてまとめた時にお花がグラグラしてしまうので、作品としても美しい仕上がりになりません。
最初は大変ですが、練習を重ねれば誰でも巻けるようになります!
慣れてしまえば鼻歌を歌いながらでも楽しくできますよ。
テーピングのテクニックを使ってできる作品例。
ハートリース
キャスケードブーケ
ガーランド
スワッグ
ウェディングやパーティー、成人式などに使えるフラワーピックの髪飾りなども、お花にワイヤーを付けてテープを巻くだけで使えます。
このように、テーピングがしっかりできるようになると作品の幅もグッと広がります。インテリアフラワー制作においてはぜひ身につけておきたいスキルですね。
テーピングの前段階、ワイヤリングもマスターしておきたいですね。
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